2020年の話になります。
500円の無チェックジャンク
高くて買えなかったPC、ありますよね。私にも、今だから中古で手に入れられるようになった古いThinkPadが何台かあります。古いThinkPadが好きで、いまだに560Xの駄目になった液晶を探し続けています。ただ、今回のX60は少し違いました。当時欲しかった機種ではなく、500円だったから手に取ったようなものです。
当時なんの目的もなくふらっと近所のハードオフに入ったところ、ThinkPad X60が目に入りました。IBMからLenovoへ移行した直後の世代で、筐体にはまだIBMロゴが残っています。しかし起動すると、しっかりLenovoのロゴが出ます。IBM時代の面影とLenovo時代が同居したThinkPadです。
普通ハードオフは商品の状態を表示しています。これは500円と打たれたシールが貼られただけで何も書かれていませんでした。このパターンは不動のジャンクによくあるやつです。1000円以下のジャンクは本当にジャンクであることがほとんどです。当然ACアダプターもありません。アダプターの差し込み形状もちょっとThinkPadと違ったので手持ちは合いそうもありません。なので手を出したらダメなやつでした。
でもですよ、これで動いたら、と思うとロマンじゃないですか。ジャンクを漁る同類の人はわかりますよね?そして大抵撃沈しちゃうんですが。当たり外れの引きというか、動けばラッキー的な感じで買ってみました。535Eや560Xのような古いThinkPadを好んでいた私にとって、X60はむしろ新しく、高性能すぎるくらいの機種でした。もちろん使ったことが無いのでキーボードの出来が良いなんて噂話しか知りません。液晶パネルが部品どりできるならまだしも、500円じゃなければ手に取ることはなかったでしょう。
ストレージもメモリも無い
早速メモリスロットを開けてみましたが何もなし、当たり前ですね。続いてストレージ、辛うじてHDDを固定するステーは残ってました。これは助かります。何せ500円で本体を買って、ヤフオクで送料込みで2000円くらいでステーを買うのは馬鹿馬鹿しいですから。
ACアダプターが無いので色々調べると、AmazonでACアダプターが買えることが判明。ある程度共通で使える機種があるみたいでいまだに手に入るのは助かります。2,500円位でしたが、たまたまポイントが貯まってたので実害なしということで早速購入しました。
ACアダプターが到着したので早速起動してみました。ACアダプターを接続すると充電ランプが点灯したので充電出来るバッテリーが付いている!と喜んだ束の間、バッテリーインジケーターが点滅しています。これはバッテリー異常を示しているので多分ダメでしょう。稀に何度かアダプタを抜き差しすると充電が始まって復活する、という話を見ますが、一度も成功したことはありません。
それでも通電したので電源ボタンを押してみると、予想よりかなり時間がかかった後に”ピッ”と音が出てCMOSチェックのエラーが出ました。この時点でCPUは動いているので、正常に起動できる可能性が一気に高まりました。幸いにもBIOSロックも無くBIOSに入ることが出来ました。500円ジャンクなんで例え起動してもBIOSロック、なんてオチも覚悟していましたが、なんと起動してしまいました。液晶割れもありません。ひょっとするとラッキーな買い物だったのか?逆になんで500円なんだ?とは思いましたが。
こうなったら整備するしかありません。キーボードが一部不良だったりトラックポイントが勝手に走り出したりするかもしれませんが、とりあえずは復活の希望が見えました。
こんなに楽しめるPCとは思ってませんでした
まさか、20年前のノートPCとこんなにお付き合いすることになるとは思っていませんでした。2020年当時、現在のような生成AIブームが訪れるとは想像していませんでした。X60は人気機種だということは知っていましたが、今現在も現役で自分のオモチャになってくれています。
このあとWindows 7、XP、Windows 10を経て、最終的にはWindows 11 23H2を動かすことになります。さらに、3GBしか使えないメモリでローカルAIまで試す、なんて話も順番に書いていこうと思います。
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